旧那賀川町の住民との交流試合を満喫するモンゴルの選手=阿南市のJAアグリあなんスタジアム

 阿南市などでつくる「野球のまち阿南推進協議会」が創設10周年を記念して招待したモンゴルの少年野球チームが20日夜、旧那賀川町時代から野球交流を続ける住民らとJAアグリあなんスタジアム(同市桑野町)で試合を行った。選手たちは真剣勝負を繰り広げ、四半世紀前から続く草の根交流を一層深めた。

 招待されたのは、首都ウランバートルで野球連盟に加盟する8~12歳の選手11人。試合では、旧那賀川町時代の1991年に野球道具を贈るなどして交流してきた50~70代の11人に、地元の少年野球チーム・平島ドリームの7人を加えた混成チームと対戦した。

 モンゴルの選手は攻撃では力強いスイングで打ち返し、守備では懸命にボールに食らい付き、最後まで全力でプレー。1時間半に及んだ試合は4-13で敗れたものの、爽やかな笑顔を浮かべた。

 初めて来日したスヘバートル・エンフフスレン君(12)は「きれいなスタジアムでプレーできて楽しかった。もっと上手になって帰ってきたい」と話した。混成チームの主将を務めた岡田正之さん(75)=同市那賀川町上福井=は「26年前に始まった交流が今も続き、こうして子どもたちと試合ができて幸せだ」と感無量だった。

 選手を含む訪問団14人は、19日夜に阿南市に到着。21日に開幕する野球のまち阿南少年野球全国大会に出場するほか、市の夏祭りで阿波踊りも体験する。