人力車の車輪を取りつける。朱塗りの木製スポークは美しさにこだわった

 勝浦町で整骨院を営む河野修平さん(41・勝浦町出身)は、DIYの名手。自宅兼整骨院の隣に自らの手で倉庫を建て、本業の合間を縫ってモノづくりに没頭する。昨年春には大正ロマン溢れる人力車を完成させた。製作は図面を引くところから始まり、板を切り出し、塗装を施して組み立てる。

 片方の車輪だけで30以上のパーツからなるというから驚きである。梶棒の加工は布を巻いて湿らせてから火で炙り、ジャッキで引っ張ることで、思い通りの曲線美を作り出す。現在は来年のイベントに向けて2台目を製作中。竹を組んでホロをつけたり、運搬しやすいよう車体の横幅を110cmから90cmにコンパクト化したりとバージョンアップさせる。

「いつか電動アシスト機能もつけたい」とアイデアは広がるばかりだ。「こうしたらいけるんちゃう?ってどんどん発想が湧いてくるんです。モノづくりは自由。無心になって打ち込めます。みんなに喜んでもらえるものを作っていきたい」。

地元有志グループ「さかもと元気ネットワーク」やコスプレイベントを主催する「ぽるこす実行委員会」に所属。イベント時は俥夫軍団として人力車を引く