徳島ヴォルティス2019 総括インタビュー

 アグレッシブなパスサッカーを貫き、J1参入プレーオフ決定戦(入れ替え戦)まで駒を進めた2019シーズン。念願のJ1昇格は逃したものの、選手たちは魅力あふれるプレーでファン・サポーターの心を熱くした。3季連続で主将を務めた岩尾憲選手に内容の濃かった今シーズンを振り返ってもらい、思いを聞いた。(抜粋

 ―惜しくもJ1昇格を逃した今季をどう捉えているか。

 結果が出ない時は選手同士がぶつかることもあった。いろいろあった課題の一つ一つに目を背けず、全力でぶつかったからプレーオフ決定戦を迎えられた。結果を受け入れ難い部分はある。ただ、これ以上ないと思えるぐらいやった結果なので、どこかで受け入れられている自分もいる。

 ―主将3年目の今季、過去2年と変わった点はあったか。

 昨季終盤はまとまりを欠いたため、チームを引っ張る人間に何が必要か自分自身を見つめ直し、考えをアップデート(更新)した。これまでのサッカーキャリアの中で最もチームのことを考えたという自負はある。行動にも移し、こまめに仲間とコミュニケーションを図って本音を聞くようにした。

 ―最も苦しかった時期は。

 序盤の2、3試合を終えてから、5月(12日)に柏に負けるまでが一番きつかった。結果が出ず、自分たちのスタイルを模索し、不安を抱えてプレーしていた。ルービックキューブのように一度に全てをそろえられない状況で、1面ずつそろえられるように作業していった。

 ―サポーターと喜びを分かち合う「ラブ・ヴォルティス」ポーズを発案したり、観客数を増やそうとラジオに出演したりして積極的に情報発信し、地方のクラブの可能性を広げようとしている。

 目に見えないものを提供することに価値を感じている。Jリーグや徳島ヴォルティスが人に与えられるものがある。そのリソース(資源)があるのに、それをしないのは違う。誰かがやらなければいけないなら自分がやればいいと思う。

 ―サポーターと選手の距離が縮まったシーズンだった。メッセージを。

 毎年雰囲気は良くなっていると感じる。特にシーズン終盤は大観衆から大きなエネルギーをもらった。最後に大きなプレゼントをできなかったのは本当に悔しい。今季の経験を糧にどういう未来をつくっていくかが重要。それをつくるのが僕ら徳島ヴォルティスであり、サポーターであり、徳島県民だと思う。魅力的なクラブになっていくために頑張りましょう。

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※日付・年齢などは2019年12月20日掲載時のもの

徳島新聞社など全国24メディアが協力した、コラボレーション報道「コトバのチカラhttps://powerofwords.jp/)」との連携企画記事