鳴門市消防署長による見舞金の横領事件の発生について謝罪する山下消防長左ら‖鳴門市消防本部

 徳島県鳴門市消防本部は17日、市消防署の男性署長(59)が病気で退職する職員のために署内で集めた見舞金6万8千円(署長支払い分含む)を横領したとして、停職3カ月の懲戒処分にした。署長は同日付で依願退職した。

 市消防本部によると、見舞金は2月に署長を含む職員34人から1人3千円ずつ計10万2千円集めた。3月上旬に署長が退職した職員の自宅を訪れて渡したものの、同16日に一部しか渡っていなかったことが発覚。消防本部が鳴門署に被害届を出した。

 消防署には3月下旬、署長宛ての郵便で現金6万8千円と、被害届の取り下げを願う文書が入った封筒が届いた。消防本部の調査に対し、署長は30日になって横領や自作自演で郵便を送った事実を認め、同日鳴門署に出頭した。

 山下浩史消防長は記者会見で「高い倫理を保持すべき職員がこのような不祥事を起こし誠に申し訳ない」と謝罪した。