休止前最後となった「徳島びっくり日曜市」=徳島市問屋町の徳島繊維卸団地

 新型コロナウイルスの感染拡大に伴う緊急事態宣言が徳島県を含む全国に拡大されたことを受け、徳島市問屋町の徳島繊維卸団地で毎週開かれている「徳島びっくり日曜市」が、宣言期間(5月6日まで)の4月26日と5月3日の開催を休止する。4月19日は休止前最後の日曜市が開かれた。1997年の開始以来、正月三が日以外で日曜市が休止するのは初めて。

 この日は、会場には食品や花木など約200店が出店した。20年以上前から毎月訪れているという阿南市の夫妻は「休止すると聞き、はちみつを買いだめした。新型コロナウイルスは当分終息しないだろうし、次はいつ買えるか」と残念そう。和菓子や赤飯などを販売する小松島市の女性(71)は「休止は仕方ない。売り上げがなくなるのは痛い」と話した。

 協同組合徳島繊維卸団地によると、来場者は3月以降、減少を続けており、この日の人出は多い日の3分の1程度だった。今井幹祐・徳島びっくり日曜市会長(80)は「苦渋の決断だが、ここから感染を広げるわけにはいかない。再開時には出店者を減らし、ブースの間隔を広げるなど対策を考えたい」と述べた。