ハンドボールの2018年度徳島県高校選手権最終日は15日、徳島市立体育館で男子準決勝と男女の決勝が行われた。男子は徳島市立が43―15で城北を下し3年連続9度目の頂点に立った。女子は延長でも決着がつかずペナルティースロー(PT)戦で城北が池田を4―2で破り、3年ぶり16度目の栄冠を手にした。
< 攻めの姿勢貫く 徳島市立 >
徳島市立は、対戦相手も認める素早い攻撃で終始試合を支配した。「得点を多く、失点を少なく」を目標に大会に臨み、決勝で8得点を挙げて勝利に貢献した森内主将は「練習してきた速攻重視の成果を出すことができた」と喜んだ。
開始直後から主導権を握り、5連続得点などで波に乗ると、守っては城北に2度しか連続得点を許さず、最後まで攻めの姿勢を貫いた。一方で15失点には不満も残した。森内主将は「守備で慌てる場面があった。1試合を通してもっとミスを少なくしないといけない」と反省を忘れなかった。
昨年のインターハイでは粘りを見せたものの1回戦で敗れた。現チームが見据えるのはあくまで全国での勝利。この日の大勝にも気を緩めることなく、さらなる高みを目指す。