巧みな人形遣いで観客を魅了した夏期阿波人形浄瑠璃大会=徳島市のあわぎんホール

巧みな人形遣いで観客を魅了した夏期阿波人形浄瑠璃大会=徳島市のあわぎんホール

 第72回夏期阿波人形浄瑠璃大会(阿波人形浄瑠璃振興会、徳島新聞社など主催)が徳島市のあわぎんホールで始まった。23日まで。入場無料。

 初日は城北座や鳴門座など8座が「傾城阿波の鳴門」「曽根崎心中」など10演目を演じ、約350人が見入った。

 大谷旭源之丞座の「壺坂観音霊験記 山の段」では、夫婦役を演じる2人の大夫による掛け合いと巧みな人形遣いが披露され、観客は物語の世界に引き込まれていた。

 会場には、人形浄瑠璃の場面を折り紙で表現した徳島おりがみ研究会の作品9点が飾られている。

 23日は徳島市の川内北小学校の児童らが大夫や人形遣いで出演するほか、山形県の人形遣いによる東北地方の伝統芸能「庄内出羽人形芝居」が披露される。