通販サイトで注文したマスクや消毒液が届かない被害が、4月中旬に県内で2件発生した。新型コロナウイルス感染症に便乗した悪質商法とみられる。県内で被害が出たのは初めて。

 県警生活安全企画課によると、マスクが届かない被害に遭ったのは30代女性。2枚注文して銀行口座に約5千円を振り込んだものの、商品は送付されなかった。問い合わせ先の電話番号にかけてもつながらなかった。40代女性は、500ミリリットル入りの消毒液12本を注文して約6千円を口座に振り込んだ。しかし商品は届かず、問い合わせ先の番号は別の会社のものだった。

 このほか、「送り付け商法」とみられる事案もあった。県北部の70代男性宅にマスク5枚が郵送された。通販サイトの運営会社が送り主で、請求書は添付されていなかった。

 3件は詐欺や特定商取引法違反の疑いがある。同課は「偽サイトによる被害は全国的に多い。県警のホームページに見極め方を掲載しているので、参考にしてほしい」と呼び掛けている。