飯泉知事(右)に出迎えられ、握手の代わりにグータッチする内藤市長=県庁

 5日の徳島市長選で初当選した内藤佐和子市長が20日、市役所に登庁し、内藤市政が始動した。任期が始まった18日に新型コロナウイルス感染症対策本部会議に出席するため休日ながら初登庁しているが、20日が実質的な公務のスタートとなった。早速県庁にも訪れ、市長就任後初めて飯泉嘉門知事と面会。選挙公約に掲げた「県市協調」で、新型コロナウイルス対策や新ホール事業などに取り組む方針で一致した。

 県庁では、飯泉知事が内藤市長を出迎え「徳島市は徳島の顔。しっかりと県市協調に取り組みたい」とエールを送った。半時間ほどの会談を終え、内藤市長は報道陣に「話をできる態勢を整えることで合意した。まずは新型コロナウイルス対策を一体となって前に進めたい」と強調した。

 飯泉知事は、内藤市長が職員の人事交流を申し入れたことに触れて「求められるポストに合う人材を送りたい。市職員も県に送りたいと提案があれば受け入れる」と歓迎する意向を示した。新ホール事業については「(市議会と議論した)市長の考えを県議会に報告した上で、協議を始めるという手順になる」と話した。

 内藤市長は午前9時、市長室のある庁舎8階に到着し、待っていた部長級職員約20人に一礼。女性職員から花束を渡されると笑顔を見せた。

 市長室でいすに座り、緊張した面持ちで「25万人の市のトップになる重責を感じる。身の引き締まる思い」と感想を述べた。部長会議に出席し「新型コロナウイルスの災いから市を守るために皆さんの力が必要だ。職員と市民が一丸となり頑張っていきたい」とあいさつした。