質問

 6歳の息子が食べ物の好き嫌いが激しく、困っています。決まった食材しか食べず、普段とは違う食材や調理法をした時は完食するまでに1時間以上もかかります。また、時間をかけても食べきれないこともあります。食べないからか体も小さく、とても気掛かりです。息子の好き嫌いをなくすにはどうしたらいいでしょうか?

 回答

 乳幼児の食事相談で一番多いのが「食べない」悩みです。保護者にとっては何でも食べるに越したことはないですよね。でも、子どもの「食べない」には理由があるのです。

 子どもが「食べる」までには細かな階段があります。その階段を上った先に、食べることの楽しさやおいしさへの理解があるのです。階段の段数は、当然一人一人違いますし、上るスピードも異なります。

 例えばトマトが苦手だとします。<1>食卓に並ぶ<2>家族や周りの人が食べる<3>畑で栽培する<4>種類を知る<5>種類ごとに味が違うことを知る<6>興味を持つ<7>匂いを嗅いだり触ったりする<8>なんとなくなめる<9>一口食べてみる<10>おいしさを知り食べられるようになる。これが階段の一例です。

 階段を上るには経験と興味、安心が必要です。人は経験を通して成長します。経験を深めるのが、興味を持つための動機や信頼できる人に共感されて得られる安心感です。6歳までの子どもにとって、好き嫌いは成長の一環なのです。

 一つ注意してほしいのが否定的な言葉や強制です。あくまでも、子ども自身が興味を持ち、食べたいと思わせる環境作りがポイント。ヒントは日常の中にこそあります。まずは保護者が食事を楽しみ、子どもにとっても心地良い時間であると感じさせてあげましょう。

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