子どもは生後5か月頃になると触ったものを何でも口に持っていくようになります。食物でもそれ以外のものでも飲み込むと危険なものが沢山あります。今月は子どもの誤飲・誤嚥事故について考えてみました。

 子どもの誤飲・誤嚥による事故は結構多いものです。口に入れた異物がのどから食道へ、消化管に入ることを誤飲と云います。また口から入った物がのどから気道に落ち込むことを誤嚥と云います。誤嚥は異物だけでなく食物が原因になることもあります。

 飲み込んだ物がのどで引っかかれば窒息の原因になります。のどを越えて気管や気管支に落ち込めば呼吸障害や無気肺、肺炎の原因になります。のどに入った物が完全に気道を閉塞すれば窒息です。数分で生命を落とす可能性がありますから、緊急に適切な処置が必要です。ものが小さければ気管から気管支に落ちて詰まった部位によって異なる症状が出現します。

 子どもの身の回りには誤嚥しやすいものが数多くあります。食品でも表面が丸くて、つるつるして、硬くて、かみ砕きにくいものは危険です。豆類(ピーナッツ、節分の豆、エダマメ)、キャンディー、ガム、ゼリー、グミ、ポップコーン、野菜(プチトマト、ニンジン、セロリなど)、果物(ブドウ、リンゴなど)、チーズ、ソーセージ、カマボコ、肉、魚、海藻、たくあん、餅、団子などが挙げられます。おもちゃやではビー玉や小さいゴムボール(スーパーボール)、ピストルの弾、ビーズ、ゴム風船、ゲームの駒、知恵の輪、組み立ておもちゃのパーツなどは何でも誤嚥の原因になります。

 特に3歳以下の子どもには小さいおもちゃや噛み切れない物を与えないことが大切です。