みこしを担いで練り歩く信者=剣山山頂付近

 西日本第2の高峰・剣山(1955メートル)で23日、剣山本宮の例大祭があり、恒例のみこし渡御が頂上周辺であった。

 担ぎ手は県内6地区の輪番で、今年は阿南市と那賀町の「瑞穂(みづほ)組」が担当。白装束に身を包んだ信者ら20人ほどが本宮前で御神体を入れたみこしを担ぎ、ほら貝の音を合図に約300メートル離れた頂上近くの平地「平家の馬場」へと向かった。

 天狗(てんぐ)に扮(ふん)した信者に先導されて「六根清浄」と掛け声を出し、山頂のクマザサの茂みを練り歩くと、頂上周辺の木道で大勢の登山客が盛んにカメラのシャッターを切った。

 みこしをロープで引いた中野芳則さん(56)=徳島市末広5、会社員=は「神聖な神事に参加できてよかった。御利益があれば」と話していた。

 みこし渡御は例大祭(17日)後の最初の日曜に行っている。