徳島県庁

 入院中の70代男性の新型コロナウイルス感染が確認された徳島健生病院(徳島市)について、県は22日、「院内に男性の濃厚接触者はいない」と院内感染の可能性を否定した。男性は陽性確認後の21日夜に県内の感染症指定病院に入り、22日に在住地の兵庫県内の医療機関に転院した。

 県によると、男性は持病があるため健生病院に通院していた。発熱などのため受診した15日は事前に症状を伝えていたため、病院側は他病棟と動線を分けた「発熱外来」で診察した。男性は19日に再び受診し、そのまま入院。医療関係者は防護服を身に着けて対応した。

 医師2人、看護師17人の計19人が男性の診療に当たったものの、濃厚接触しておらず体調に異変はない。他の患者とも接触しないようにしていた。男性に頻繁に対応した医師らは、念のためPCR検査を受ける。病院は男性の入院時から、院内の消毒などを継続して行っているという。

 男性と家族が兵庫県に帰ると希望し、徳島県は22日午後、感染防止策を施した専用車両で搬送した。

 一方、20日に感染が確認された徳島市の30代派遣業男性は県内の感染症指定病院に入院中で、容体は安定しているという。

 男性は3月中旬から3週間にわたって神奈川県内で仕事をして4月3日に自家用車で帰県した。12日まで自宅で過ごし、翌日に症状が出たことなどから、県は神奈川県内で感染した可能性が高いとみている。ただ「男性が神奈川県内で従事していた仕事の内容などは把握できていない」とし、詳しい感染経路は分かっていない。