23日深夜、徳島市中昭和町2のアパートの一室に男が押し入り、住人の無職男性(81)の頭を金づちで殴って現金を奪い逃走した。男の行方を追っていた徳島東署は24日、強盗殺人未遂の疑いで、同じアパートに住む無職長谷川昇容疑者(74)を逮捕した。

 長谷川容疑者は殴って現金を奪ったことは認めているが、殺意は否認している。

 逮捕容疑は、23日午後10時すぎ、アパート2階の男性宅に押し入り、金づちで男性の頭を複数回殴るなどの暴行を加えて、「金を貸せ」と要求。男性から現金1万2千円と、台所にあった包丁(刃渡り約30センチ、1千円相当)を奪い、1週間のけがを負わせたとしている。

 県警は強盗致傷容疑で捜査を始めたが、金づちで頭部を狙った危険な犯行態様であり、犯行時に「命が惜しいのか」と殺害をほのめかしていたことから、より重い容疑に切り替えた。

 長谷川容疑者は現場から逃走したが、24日午前3時ごろ、同市栄町付近の路上で容疑者の自転車が止められているのを署員が発見。同5時前に、同市秋田町を1人で歩く長谷川容疑者を捜査員が見つけ、東署に任意同行した。

 長谷川容疑者と被害男性はアパートに隣同士で住んでおり、10年以上前から顔見知りの関係だった。近くの住民によると、2人は仲が悪く、度々口論していたという。