内藤佐和子市長

 徳島市の内藤佐和子市長は23日、記者会見を開き、新型コロナウイルスに感染した市内の男性や家族らへの嫌がらせが相次いでいるとして、市民に「冷静な対応を取るように」と呼び掛けた。

 市長は自身のフェイスブックへの書き込みや知人からの相談などで、男性や家族の個人情報がネットに流れたり、別の感染者が入院していた市内の病院が風評被害に遭ったりしている情報があると指摘した。「誹謗中傷された人の心痛がどれほど大きいかを、強く心に留めてほしい」と訴えた。

 県外ナンバー車を巡っても、車が傷を付けられたほか、ドライバーが暴言を吐かれる事例が寄せられていることを挙げて「やむを得ない仕事や物流、通院がある。この時期は(他県からの)転入も多い」と強調。「差別や分断は市として容認できない。互いを思いやる気持ちを持ってもらいたい」と呼び掛けた。