香ばしい匂いが漂う調理場で手際よく焼き上げられるウナギ=徳島市北田宮2のうな久

 土用の丑(うし)の日の25日、徳島県内のウナギ料理店では、スタミナを付けて今年の猛暑を乗り切ろうと、大勢の客でにぎわった。

 徳島市北田宮2の「うな久」では、午前4時ごろから県産ウナギ約200人分の仕込みを開始。さばいたウナギを金串に刺して炭火にかけ、創業以来40年余り継ぎ足し続けた秘伝のたれを付け、手際よく焼き上げた。食欲をそそる香ばしい匂いが店内に広がった。

 店によると、不漁続きだった稚魚のシラスウナギは今年に入り持ち直しているが、ウナギの仕入価格は昨年と変わらず高めという。店主の安部賢(けん)さん(58)は「商品の価格は変えていない。うまみの詰まったウナギを多くの人に味わってほしい」と話している。