徳島県医師会と県は、新型コロナウイルスへの感染の有無を調べるPCR検査が車に乗ったまま受けられる「ドライブスルー方式」を導入する。近く徳島市内に「検査外来」を開設する。院内感染のリスクを減らすとともに、検査のスピードアップを図る。

 県医師会によると、検査外来で受け付けるのは、かかりつけ医が必要と判断した患者。軽症者を想定しており、かかりつけ医が県医師会に連絡して予約する。

 検査外来では防護服やマスクを着用した医師1人と看護師2人が対応する。車の窓越しに保険証を提示してもらい本人確認をした後、非接触型の体温計で検温。医師が鼻の粘膜を採取した上、重症化していないか確認する。

 検査の所要時間は約20分。医師らが防護服を着たまま連続して対応するため、一日最大18人検査できる。毎日3時間程度開設し、医師と看護師らでつくる2チームが同時に実施する。

 現在は県内14カ所にある「帰国者・接触者外来」で検体を採取している。動線を分けて防護服を着用するなど患者の受け入れ準備に数時間かかるため、一日に対応できる件数は限られていた。

 県医師会の齋藤義郎会長は「既に多くの医師から協力の申し出をもらっている。医師会の総力を挙げて難局に立ち向かう」と話した。