新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、徳島市の阿波踊りが中止になったのに続き、県内各地で夏の阿波踊りの中止が決まっている。吉野川、阿波、美馬の各市は帰省客や観光客を楽しませる恒例の行事を取りやめた。検討中の鳴門、阿南も5月に結論を出す。お盆の徳島から、聞き慣れたぞめきの響きが消えそうだ。

 毎年8月11日に阿波市市場町の交流防災拠点施設アエルワで開かれる「あわ阿波おどり」は、実行委が23日に中止を決めた。市観光協会は「残念。何らかの形で踊りを見てもらえるよう、地元の連と協力して工夫したい」としている。

 8月13日に予定されていた美馬市脇町の「うだつのまちの阿波おどり大会」も中止される。主催する市商工会脇町支部の南邦明支部長は「新型コロナの感染終息が見えず、やむを得ない」と言う。

 吉野川市阿波踊り大会(8月14~16日)の実行委も24日、中止を決めた。

 鳴門市の踊り(8月9~11日)は、開催するかどうか検討中。4月末に市、市商工会議所、市観光協会による実行委員会を開いて協議する予定だったが、緊急事態宣言の全国拡大を受けて延期され、結論は先送りになっている。実行委は5月上旬にも判断するとしている。

 踊り連が繰り出す阿南市の夏祭り(7月24~26日)も開催の可否を検討中。市などでつくる実行委は5月20日ごろまでに決めるとしている。

 神山町の「桜花連」は例年、8月12、13日に町内20カ所で乱舞し、15日に徳島市の阿波踊りに参加していた。市への踊り込みはなくなったが、12、13日をやめるかどうかは未定。「情勢を見て、6月には決めたい」としている。