ボランティアグループ「ぴーなっつ」が制作したアマビエの塗り絵

 新型コロナウイルス感染拡大を受け、疫病を払うと伝えられる半人半魚の妖怪「アマビエ」の絵を製品にする動きが徳島県内で相次いでいる。閉塞感が漂う中、遊び心を交えた終息への願いが広がる。

 板野町の子育て世代のボランティアグループ「ぴーなっつ」は、アマビエの塗り絵(A4判)を作った。町内の幼稚園・保育園の園児400人余りに配り、ぴーなっつのフェイスブックのページで公開している。

 新型コロナウイルスの影響で休園する中、子どもに家で過ごす時間を楽しんでもらおうと制作。メンバーの美術講師中村有紗さん(42)=古城=がアマビエの瞳をつぶらにするなど、子ども向けにデザインした。

 中村さんは「楽しく色を塗り、完成した絵を飾って疫病退散の御利益を祈ってほしい」と話した。

 アマビエ 江戸時代の瓦版に描かれた半人半魚。肥後(現在の熊本県)の海から姿を現し「疫病が流行したら、私を描いた絵を広めなさい」と告げたとされる。会員制交流サイト(SNS)で絵を描く運動が広がっており、厚生労働省もアマビエを描いた啓発用アイコンをホームページで公開している。