レキシルとくしまが制作した「アマビエ」クリアファイル

 新型コロナウイルス感染拡大を受け、疫病を払うと伝えられる半人半魚の妖怪「アマビエ」の絵を製品にする動きが徳島県内で相次いでいる。閉塞感が漂う中、遊び心を交えた終息への願いが広がる。

 県立埋蔵文化財総合センター・レキシルとくしま(板野町犬伏)は、アマビエをモチーフにしたクリアファイルを作った。

 職員がファイル作りを発案。徳島市の矢野遺跡で発掘された土製仮面をイメージしたレキシルのキャラクター「やのまる」の顔と、アマビエの体を合わせてデザインした。

 歴史に関するクイズに答えるともらえるものの、5月6日まで臨時休館となっている。レキシルは「疫病退散の願いを込めた。歴史に興味を持つきっかけにしてほしい」としている。

 アマビエ 江戸時代の瓦版に描かれた半人半魚。肥後(現在の熊本県)の海から姿を現し「疫病が流行したら、私を描いた絵を広めなさい」と告げたとされる。会員制交流サイト(SNS)で絵を描く運動が広がっており、厚生労働省もアマビエを描いた啓発用アイコンをホームページで公開している。