徳島県は、新型コロナウイルスの感染拡大に備えて民間の宿泊施設を借り上げ、軽症者や無症状者の療養場所として開設する。飯泉嘉門知事が27日、県医師会の齋藤義郎会長と県庁で共同会見し明らかにした。県医師会は医師派遣に協力する。

 ホテルや旅館を一棟丸ごと借り上げ、医師1人、看護師2人が一組で患者に対応。医師は施設近くに待機して容体急変時に駆け付ける。看護師は宿泊者の健康管理や救急時の対応に当たる。

 知事は借り上げに向けて最終の調整段階に入っているとし「5月の早い段階で(受け入れ態勢の整備を)進めたい」と述べた。具体的な施設名などは明らかにしていない。

 齋藤会長は、医師65人が宿泊療養やドライブスルー形式のPCR検査の担い手として応募したと説明。「こんなに多く手を挙げてもらえると思っていなかった。使命感に感激している」と語った。医療関係者への偏見や差別的な扱いをなくすことも訴えた。

 このほか知事は、徳島市内に設けるドライブスルー形式の検査所の名称が「地域外来・検査センター」に決まったと報告した。