徳島県庁

 新型コロナウイルスの感染拡大を機に、徳島県教委は情報通信技術(ICT)を活用したオンライン学習の環境整備に取り組む。県立学校をモデル校とし、年度内にシステム整備やタブレット端末の支給を進め、学校の教員と在宅の児童生徒との双方向のやりとりを試行する。感染拡大などの影響で臨時休校になった際にも遠隔授業ができる体制を構築する。2020年度4月補正予算案に関連費用6千万円を計上した。

 モデル校は3校選ぶ。県立学校のネットワークを一元管理する県立総合教育センター(板野町)にオンライン学習用のシステムを整備。モデル校には生徒数人に1台の割合でタブレット端末を支給し、少人数のグループ学習で共用するほか、希望する児童生徒に自宅で利用してもらう。

 端末のカメラを使い、在宅の児童生徒を学習指導する。県外の学校とオンラインで交流したり、大学の講義を受けたりもできる。端末で問題を解くと人工知能(AI)が採点・評価するドリル教材などを導入し、家庭学習に役立てる。授業の資料作りなど教員のテレワークにも活用する。

 このほか、休校中の家庭学習を支援するため動画投稿サイト「ユーチューブ」で提供する動画の教材を充実させ、視聴できない児童生徒向けに県内のケーブルテレビでも放送する。特別支援学校の児童生徒が入所施設や病院などから遠隔授業を受ける環境整備も進める。