「#徳島エール飯」の参加を呼び掛ける浅野代表

「#小松島エール飯」のプロジェクトを周知するチラシ

エール飯の参加を呼び掛ける杉浦さん(左)と、小松島中華のホールリーダー川原央さん

「#徳島エール飯」を周知するPRチラシ

 新型コロナウイルスの感染拡大で売り上げ減少に苦しむ飲食店をインターネットを使って応援する全国規模のプロジェクト「エール飯」が、徳島県内でも徳島市と小松島市で始まった。持ち帰りや宅配に対応している飲食店の情報をSNSで拡散することで利用を促すとともに、購入客の利便性を高める。

 プロジェクトは、利用客や店が持ち帰りや宅配用のメニューの写真を撮影し「#(自治体名)エール飯」のハッシュタグを付けてインスタグラムやツイッターに投稿して売り上げアップにつなげる仕組みだ。3月に大分県別府市で始まり、全国に同様の取り組みが広がっている。

 小松島市の「#小松島エール飯」は、地元の建設会社「中山建設」の広報を担当する杉浦恭平さん(34)が企画した。同社が運営する集合型店舗「小松島中華」の売り上げが激減していることから、ネットで知ったエール飯プロジェクトとの連携を提案した。

 現在は店舗に入る飲食店3店がSNSに投稿しており、訪れた客に活動を周知するチラシを配布している。今後は市内の飲食店にもポスターを配って参加を呼び掛ける。

 杉浦さんは「他の店と協力関係を築いて、今の困難をワンチームで乗り越えたい。小松島市の街おこしのきっかけにもできれば」と意気込んでいる。

 「#徳島エール飯」は、徳島市でデザイン事務所を営む浅野沙織代表が企画した。浅野代表は、運営するフリーペーパー「AWAP」を設置する飲食店の多くが売り上げ減少で苦しんでいるのを知って、エール飯を県内で広めようとインスタグラムのアカウントを開設した。

 店頭に設置する「コロナに負けるな!」などとデザインした販売促進広告(POP)データの無料配布も実施。5月上旬にAWAPの公式ホームページ内に特設サイトを作成予定で、要望に応じてSNSの投稿と同じ内容の情報を掲載する。

 浅野代表は「皆さんのお気に入りの店が閉店の危機にひんしている。無くなってしまわないように応援してほしい」と協力を呼び掛けている。