サーモグラフィーの前を通過する乗客=徳島阿波おどり空港

 新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、徳島県は29日、人の往来が増えるGW期間中の徳島阿波おどり空港(松茂町)で、到着便の乗客に対する体温チェックを始めた。体温が37・5度以上ある乗客には追跡調査が必要になった場合に備えて氏名や連絡先などを任意で聞くほか、感染が疑われる症状が出た場合の対応が書かれたチラシを手渡す。

 2階の到着客用通路にサーモグラフィーを設置した。乗客は間隔を空けて1人ずつ機器の前で立ち止まり、感染防止のためにマスクやゴム手袋などを身に付けた県職員ら7人がモニター画面に表示される体温を確認した。

 東京線2便、福岡線1便の乗客計67人の体温をチェックし、37・5度以上の乗客はいなかった。神奈川県から仕事で訪れた40代女性は「異様な雰囲気。仕方のないことだが、良い気持ちはしない」と話した。関東の大学に通う10代女性は「帰省するか悩んだが、(このまま感染が拡大すれば)帰れなくなると思って帰省した。無事に検温を通過できて良かった」とほっとした様子だった。

 5月6日までのGW期間中の全便を対象に実施。期間中、東京線は1日1~4往復、福岡線は1日1往復運航する。