ウォルト・ディズニーに関する研究成果を英語で発表する生徒=5月、徳島市の生光学園中

 徳島市の生光学園中学校は本年度から、環境保護や平和問題など世界規模の課題についてインターネットで情報収集し、考察や解決策を英語で発表したり討論したりする授業を導入した。生徒の思考力や英会話力を高め、世界で活躍するグローバル人材を育成する。

 新たな授業は、教科横断型の「Global Awareness(世界を意識する、GA)」で、本年度新設した「IECコース」の生徒が履修する。同コースは、併設する生光学園小学校からの内部進学生が主な対象。現在はいずれも内部進学生の1年生全13人がGAの授業を受けている。

 同小は全学年に英語関連の授業を年間約400時間設けている。ほとんどの児童が卒業時に英検3級以上の力を付けている。

 GAではこの英語力を基に、より実践的な討論力や課題解決力、国際感覚を養うことを狙う。授業は週5、6時間あり、1テーマを1カ月かけて学ぶ。初めに外国人講師が環境問題などの概要を説明し、生徒が気になったテーマについて班ごとにインターネットで情報を集め、成果を英語で発表して討論する。

 5月には米国のアニメーターで実業家のウォルト・ディズニーを題材に、生徒がディズニー映画やディズニーランドが愛される理由を調査。「キャラクターから元気をもらえる」「施設内に夢の世界に没頭できる工夫がある」などと発表し合った。

 IECコースでは、県内の中学で初めて第2外国語として週1時間の中国語の授業も導入している。

 同中は「独自のカリキュラムで社会変化への対応力を養い、世界を舞台に活躍できる人材を育てたい」としている。