上板町下六條の藍師佐藤好昭さん(54)が所有する同町上六條の畑2・7ヘクタールで16日、藍の苗の定植が始まった。5月上旬まで続く。
佐藤さんと家族、職人ら10人が午前8時前から作業。別の畑で育てて15センチに伸びた苗を5本ほどに束ねて、30センチ間隔で植えた。
施肥と除草を繰り返し、6月上旬に葉藍を刈り取る。9月に葉藍を発酵させる「寝せ込み」が始まり、12月に藍染の染料となるすくもが出来上がる。
佐藤さんは「3月の気温が低く、例年より5日ほど遅れたが、苗の生育状態は良い。今年も良い藍に仕上げたい」と話した。