24日に行われた、飯泉嘉門知事と内藤佐和子徳島市長による共同会見=県庁

 新型コロナウイルス感染拡大で全国の自治体首長の会見風景がニュースで流れる機会が増える中、各首長が利用する個性的なマスクに関心が集まっている。飯泉嘉門徳島県知事と内藤佐和子徳島市長は徳島伝統の藍染を施した布製マスクを利用しており、SNS上では「おしゃれだ」と評価する声が寄せられている。

 県秘書課によると、飯泉知事のマスクは徳島市の阿波おどり会館内にある県物産観光交流プラザ「あるでよ徳島」に立ち寄った際に自ら購入した。メーカーは特定できなかったものの、あるでよ徳島では県内3社が製造したマスクを販売しているという。知事は「藍染が気に入って購入した」と話しているという。

 一方、内藤市長のマスクは、海陽町で藍染スタジオ兼カフェ「in Between Blues(イン・ビトウィーン・ブルース)」を経営する永原レキさんの作品や、徳島市の知的障害者福祉サービス事業所・ひまわり園の利用者が染色した布を加工した製品。内藤市長は「地場産業の藍染のPRにつながればとの思いで着けています」と話した。

 県や市の窓口には「会見時に着けているマスクはどこで購入できるのか」といった問い合わせも寄せられている。新型コロナを巡っては対応の遅れを指摘されることもある飯泉知事だが、「県市協調」を掲げて今月誕生したばかりの内藤市長とのマスクにおける県市協調は、地場産業のPRに一定の効果を発揮しているようだ。