写真を拡大 愛媛産ブラッドオレンジの皮と果肉を切り分ける津田和幸さん。キッチンは爽やかな香りが充満。

10年前、店主・津田陽子さん(59・愛媛県出身)は、友人が手作りした金柑の甘露煮に衝撃を受けた。お湯に入れて飲んだときの爽やかな甘みと香りに惚れ込み、自らも甘露煮作りに挑戦。約3年かけて納得のいく甘露煮が作れるようになると、次はジャム作りに励むようになった。このとき目指したのが「jam tea(ジャムティー)」。パンやヨーグルトに添えて味わうだけでなく、お湯や炭酸水に溶かして飲む楽しみ方ができるジャムである。

 jam teaは果実の香りと味わいを大事にしており、果肉はあえて大きめにカット。柚子やだいだい、スダチなどの柑橘類の場合は、種とヘタ以外は余すことなく使用する。加えるものと言えばグラニュー糖と、シナモンやバニラビーンズなどのスパイスぐらい。水でもさっと溶けるように、水飴やゼラチンは使っていない。

写真を拡大 国道192号線沿い、徳島県立中央病院の東側に店を構える。
写真を拡大 棚に色とりどりのjam teaが並ぶ。

 栽培量の少ない珍しい果物を使ったjam teaとの出会いも店に訪れる楽しみの一つ。果肉が赤いブラッドオレンジ、枝で完熟させた不知火(しらぬい)、梅とスモモを掛け合わせた新品種の梅「つゆあかね」や、県内産のパッションフルーツなど、陽子さんは気になる果物や野菜を見つけると、農家を訪ねてジャム作り用に分けてもらえないかと交渉を重ねてきた。

写真を拡大 丸っこい瓶は店のトレードマーク。(左から)jam tea 花ゆずりんご(720円)、だいだい(670円)、阿波市・木津農園の完熟しらぬい(720円)。

 2年ほど前からは、長男の和幸さん(35)が製造、販売などすべてを引き継いでいる。リンゴに桜の花の塩漬けを合わせた春限定の「りんご桜」や、酸性のレモンやライムを加えると青からピンク色に変色するハーブ「バタフライピー」を取り入れた個性的な商品もあり、レシピは100種類以上にのぼる。5月にはjam teaを使ったかき氷(450円〜)の販売もスタート。待ち遠しい !

写真を拡大 ジャム作りの様子が描かれた店オリジナルの化粧箱(500円)。jam tea(手前から時計回りに)きんかん、いちご、キウイジンジャー(各670円)。

 

徳島市佐古八番町3-20

090-4975-0379

10:00〜19:00

土日祝10:00〜18:00

月曜休、第3火曜休、土日祝のイベント出店時は休

 

駐車場    あり キッズスペース なし

多機能トイレ なし 開店 2013年

Wi-Fi      なし