徳島県高校総合体育大会の中止が決まった1日、各競技の3年生部員からは「最後の目標がなくなってしまった」と悲しみや落胆の声が相次いだ。生徒と共に頑張ってきた指導者は、新型コロナウイルスの感染拡大が続く状況での中止に理解を示しながらも、教え子の心情を思いやった。

 「県総体の開催を信じて諦めずに頑張ろう」。徳島新聞が開設したLINE(ライン)の公式アカウント「部活と私」にそう投稿した城南高卓球部の前島新太主将は「中止は本当に悲しい」。

 この日はチームメートにラインで中止を報告。共に頑張ってこられたことへの感謝の気持ちもつづったところ、「一緒に卓球ができて楽しかった」などの返事が次々と届いたという。「来年は主将以上の結果を残す」と決意を新たにする後輩も。前島主将は大学進学後も卓球を続ける予定で「今できる練習は続ける」と言葉を振り絞った。

 バドミントン部女子の3年生(藍住町)は「最後の目標が消えてしまい、とても悔しい。最高の仲間と最後に笑って引退したかった」と残念がった。

 一方、指導者の思いも複雑だ。重量挙げの有力校である徳島科技高の橋本久監督は、県総体の中止決定に「人命に関わることなので、残念だが仕方ない」。代替大会開催の可否については、3年生の男子部員2人を思いやりながらも「感染が全国的に拡大している以上、無責任に代替大会に向けて頑張れとは言えない。コロナ禍が一刻も早く終息してほしい」と話した。

 「心の準備はしていた。今は選手にどんな言葉をかけたらいいのか思いつかない」と話すのは、城東高男子バスケットボール部の泉直哉監督。生徒の健康・安全を最優先した中止決定に理解を示しつつ、「3年生にとって高校最後の総体は一生に一度。これまで頑張ってきたことを思うとやるせない」と無念さをにじませた。

 バスケットボール専門部委員長の立場から、代替大会に関しては「いろんな人の意見を聞きながら開けるかどうかの協議を進めたい」と話した。

LINEで高校生の皆さんの思いを募集中

 全国高校総体、四国選手権に続き、県総体も中止となりました。徳島新聞は、LINE公式アカウント「部活と私」で引き続き、部活動への高校生の声を募集します。県総体中止の感想や部活の思い出、チームメートや指導者、保護者への感謝の気持ちなどを寄せてください。

 こちら https://lin.ee/3Xh8nEQG2 から友達登録し、<1>部活動の競技名<2>学年<3>性別<4>住んでいる市町村名<5>メッセージ―を書き込んでください。

 取材のため、こちらから連絡することがあります。全ての声を紹介できない場合がありますが、ご了承ください。