飯泉嘉門知事

 県は1日、大型連休中の新型コロナウイルスの感染拡大防止策として、県内のパチンコ店全64店に対し、免許証などをチェックして県外客の来店を拒否するよう改めて求めた。全店が応じたため、県は新型コロナ特措法に基づく休業要請を見合わせた。6日にかけて各店の取り組みを抜き打ちで調査。対応が不十分な店が一店舗でもあった場合、即日全店に休業要請する。

 鳥取、島根両県が1日、パチンコ店への休業要請を決め、全国で休業要請していないのは徳島のみとなった。

 県から取り組み強化を求められたのを受け、県遊技業協同組合に加盟する53店と非加盟の11店はこの日、「新型コロナウイルス感染拡大徹底阻止宣言」を県に提出。「店舗入り口で住所確認を徹底し、県外からの来場者を入店させない」「遊技機器や手指の消毒を励行し感染予防に努める」とした。

 県はパチンコ店への要請に先立ち、県内のパチンコ店や観光施設など130カ所で4月29日に県外ナンバー車の台数を調査した結果を公表。全駐車台数7891台のうち県外車は317台(4・0%)で、前回調査(22日)の405台(5・5%)より減っていた。大阪府や兵庫県など特定警戒都道府県のナンバーの車も77台(1・0%)と、前回の130台(1・8%)を下回った。

 飯泉嘉門知事は「休業要請した場合、どうしてもパチンコをしたい県内の人が兵庫などに行って(ウイルスを)もらってしまう恐れがある。県内の全パチンコ店が足並みをそろえて県外客をお断りした方が感染を阻止できる」と述べた。