記者会見に臨む内藤市長。藍染マスクが注目されている=20日、徳島市役所

 徳島市の内藤佐和子市長が着用している藍染のマスクに注目が集まっている。海陽町宍喰浦で藍染スタジオを経営する知人の永原レキさん(38)が贈った。マスクを着用して公務に臨む姿が報道されたことで問い合わせや注文が相次ぎ、永原さんは製作に追われている。

 マスクはオーガニックコットン製で、フィルターを収納できる内ポケットを備えている。永原さんは新型コロナウイルス感染拡大を受け、普段から交流のある知人向けに3月からマスク作りを始め、内藤さんにも声を掛けた。

 永原さんは、Uターンを促そうと県が2019年に製作した映画「AWA TURN(仮)」に内藤さんと共に出演し、親交を深めていた。マスクは内藤さんの市長当選後の4月中旬に出来上がり、17日に渡した。「感染防止だけでなく、新たな立場で不安になる気持ちも支えたい」との思いを込めたという。

 内藤市長は18日にマスクを着用して初登庁した。その後も、他のマスクを交えつつ、藍染マスク姿で会見する姿が報じられた。永原さんが藍染マスクを作っていると知っている人を中心に、4月末までに50件以上の問い合わせや注文が寄せられている。

 内藤市長は全国歴代最年少の女性市長として脚光を浴びていることから、永原さんは「徳島が誇る藍文化の発信につながれば」と期待している。