徳島県庁

 徳島県は4日、新型コロナウイルス感染症対策本部会議を開き、原則休館としている県有施設について、感染防止策を徹底することと県外客の利用を断ることを前提に9日から順次再開すると決めた。政府が社会経済活動を部分的に容認したことを受け、飯泉嘉門知事は会議後の会見で「活動レベルを上げる」と述べた。市町村や民間事業者にも二つの条件を前提に施設の再開を促した。

 県は4月21日の対策本部会議で県有施設の原則休館を決め、文化の森総合公園(徳島市)など47施設が休館している。再開に当たっては入場者の制限や誘導、マスクの着用に加え、県内客かどうかの確認を行う。

 知事は会見で「イベントも小規模なものは実施していく。市町村や民間の施設も県民の利用を促し、再開してほしい」と話した。繁華街の接待を伴う飲食店の利用は引き続き自粛するよう求めた。

 県外客の入店を断るよう要請した県内のパチンコ店については、休業している1店を除く63店が客に県内在住者かどうか確認しているとして、休業要請をしない方針を改めて強調。「他の事業者もパチンコ店を参考にしてほしい」と語った。

 県が今月3日にパチンコ店や観光施設など130カ所で行った県外ナンバー車の台数調査では、全駐車台数8535台のうち県外車は239台(2・8%)で、割合は前回調査(4月29日)より1・2ポイント減少。大阪府や兵庫県など特定警戒都道府県のナンバーの車は81台(0・9%)で0・1ポイント減った。

 対策本部会議ではこのほか、徳島阿波おどり空港で到着便の乗客を対象に行っている検温で、4月29日~5月4日に37・5度以上の発熱があった人はいなかったことや、PCR検査をドライブスルー方式で行う「地域外来・検査センター」の検査数が4日までの3日間で18件だったことが報告された。