黄金色に実った極わせ品種のハナエチゼンを収穫する農家=阿南市中林町

 徳島県内有数の早場米の産地・阿南市見能林地区と海陽町で1日、稲刈りが始まった。出穂期の7月に十分な日照時間が確保でき、一帯にはたわわに実った稲穂が黄金色に輝いている。開始時期は例年並みで、収穫は8月末まで続く。

 同市中林町大切の農業粟飯原勝さん(47)は、約32ヘクタールの田んぼでハナエチゼンとコシヒカリを栽培。この日刈り取ったのはハナエチゼンで、厳しい日差しの中、高さ約70センチに育った稲穂をコンバインを使って次々に収穫した。コシヒカリは8月中旬から始める。

 粟飯原さんは「台風の影響もなく、順調に育った。品質も上々」と話している。

 JAアグリあなんによると、見能林、富岡両地区では農家約250戸が約350ヘクタールで生産しており、県内と京阪神を中心に例年並みの約1100トンの出荷を見込む。

 海陽町中山の農業中川隆夫さん(61)は、自宅近くの水田23アールで育てた稲をコンバインで刈り取った。JAかいふ南部経済センターを通じて、主に京阪神に出荷する。