吉野川堤防上の県道から河川敷に転落した乗用車を調べる徳島北署員=午前6時9分、徳島市応神町中原

吉野川堤防上の県道から河川敷に転落した乗用車を調べる徳島北署員=午前6時9分、徳島市応神町中原

 2日午前3時半ごろ、徳島市応神町中原の吉野川河川敷に乗用車が転落しているのを、バイクで通りかかった男性が発見し、110番した。乗用車を運転していた同市川内町北原、建設業の男性(47)が同市内の病院に運ばれたが、頭などを強く打っており、外傷性脳出血のため約1時間半後に死亡した。

 徳島北署によると、吉野川堤防上の県道を東から西に走行していた男性の車が、県道の南側にはみ出してガードレールに衝突。そのまま、高さ約5メートルののり面を河川敷まで転がり落ちたとみられる。

 現場はJR高徳線の鉄橋(吉野川橋梁(きょうりょう))から約1・2キロ下流で、センターラインのある片道1車線のほぼ直線な道路。現場周辺では2013年12月から14年4月にかけて3件の転落死亡事故が発生したため、県が長さ約900メートルのガードレールを設置していた。男性の車はガードレールの東端に衝突した。

 署が事故の原因を調べている。