徳島県三好市池田町漆川の黒沢湿原で、市の花サギソウが咲き始めた。梅雨時期に雨が少なかったことで開花は例年より2週間ほど遅れ、8月下旬まで楽しめそうだ。
サギソウはラン科の多年草で、日当たりのいい湿地に生える。標高約550メートルの黒沢湿原では、北部の駐車場に近い遊歩道沿いや中央部のサギソウ園に群生している。
開花が進んでいるのは駐車場近くのサギソウ園で、約20センチの茎の先端に、直径2~3センチの花が羽を広げるように咲いている。
6日午前10時から、黒沢湿原の保護活動に取り組む住民団体「黒沢湿原を守ろう会」による観察会が開かれる。問い合わせは同会の黒川さん<電090(7144)1799>。