軽トラックによる移動スーパー事業を全国に展開している「とくし丸」(徳島市)が、唯一の空白県だった沖縄県のスーパーと提携し、全都道府県を網羅した。本年度中に移動販売車の稼働を目指す。

 提携したのは、沖縄県内でスーパー13店舗を展開しているリウボウストア(那覇市)。新型コロナウイルス感染拡大に配慮してウェブ会議を重ね、4月中に郵送で契約書を交わした。

 リウボウストアはとくし丸本部からノウハウの提供を受け、食品などを軽トラックに積んで販売する個人事業主の募集や販路開拓を進めている。最短で8月中旬以降の稼働を目指すものの、新型コロナの影響で遅れる可能性もある。

 とくし丸は2012年2月に徳島市で創業した。個人事業主とスーパー、とくし丸本部の3者が連携した独自のビジネスモデルが買い物難民対策として注目され、14年4月の京都府を皮切りに県外へ進出。16年6月には食品宅配大手「オイシックス・ラ・大地」(東京)の子会社となり、同社の組織力を生かして事業を拡大してきた。

 現在はスーパー127社と提携。46都道府県で528台の販売車が稼働しており、月間の売上総額は12億円を超える。住友達也社長は「あくまで通過点。1千台、2千台に向けてさらに事業を広げていきたい」と話した。