手作り動画を撮影する県警人事担当職員=県警

 新型コロナウイルスの影響で従来の採用活動が難しくなる中、徳島県警は手作り動画でのPRに力を入れている。就活生が集まる合同説明会が中止になり、仕事の魅力を直接伝えられる機会が減った代わりに、警察活動の堅いイメージを払拭する動画で多様な人材の確保を目指す。

 県警は例年、県内の大学で説明会を開催するなど採用担当職員が就活生と積極的に対面し、昨年は約200人の就活生に直接PRした。しかし、今年は密集を避けるため、事前予約による県警本部での個別相談会だけに対面機会を縮小。平日午後5時から同7時半までだった受付時間を、4月以降は午前9時からに拡大したものの、わずか数人の参加にとどまっている。

 そこで県警が期待を寄せているのが、自前のPR動画「採用ニュース」だ。昨年4月から警務課人事担当職員が手作りし、動画配信サイト・ユーチューブの県警公式チャンネルで公開している。今年5月には17本目を収録した。

 採用ニュースは、職員2人が「採用おにいさん」「採用おねえさん」として県警の仕事を紹介する構成。2人の軽妙なやりとりや、他部署の職員へのインタビューを通じ、県警の柔らかい一面も伝わるよう工夫している。

 おにいさん役の吉田拡警部補は「仕上がりには自信がある。堅そうな仕事だと思って敬遠している人にこそ見てほしい」と視聴を呼び掛けている。

 県警の採用試験は14日に試験案内申込書の配布が始まり、7月12日に1次試験が行われる。動画は県警ホームページ内の「採用案内」コーナーからも視聴できる。