発掘調査が行われている土成丸山古墳=阿波市土成町高尾

 徳島県阿波市教委が、土成町高尾の県道沿いにある県指定文化財の円墳「土成丸山古墳」の発掘調査を進めている。これまでの調査で複数の埴輪片が出土しており、土成歴史館(土成町土成)で展示している。

 市教委は昨年11月から今年1月にかけ、墳丘の北西と南東部分の計53平方メートルを掘り、埴輪片の分布などを調査。「草摺」と呼ばれる、腰から下半身を守る甲冑の一部の形をした形象埴輪や円筒埴輪の破片が見つかっている。頂上部では江戸期に村の共同墓地として使われた跡とみられる「集石」遺構もあった。

 本年度は秋ごろに約1カ月の発掘調査を実施し、集石部分を図面化したり、円筒埴輪が立っていた跡を調べたりする。

 古墳は直径約42メートル、高さ6・5メートルで、幅12~14メートルの周濠(堀)がある。周濠を持つ円墳としては県内最大。5世紀中ごろに築かれたとされ、2011年に県の史跡に指定された。

 土成歴史館では9日から調査の様子を撮影した写真パネルや埴輪片約30点を展示している。開館は月・祝・月末を除く午前9時~午後5時。入場無料。