新茶を丁寧に手摘みする生産者=美馬市穴吹町口山

 新茶シーズンを迎え、美馬市穴吹町の茶畑で一番茶の収穫が始まった。

 穴吹町口山の梶浦富吉さん(83)方では、傾斜地の茶畑約50アールで日本茶の主品種「ヤブキタ」を育てている。初日の2日は家族4人で新芽を一つずつ摘み取り、3日から機械で収穫。茶葉は口山にあるJA美馬の製茶工場に運び込んでいる。

 今期は4月下旬の冷え込みもあって収穫開始は例年より4~5日遅かった。作業は20日ごろまで。

 JA美馬管内の美馬市とつるぎ町では約880戸が茶葉を栽培しており、約70~80トンの生産が見込まれる。JAは茶葉を3種類の等級に分けて販売するほか、世界農業遺産「にし阿波の傾斜地農耕システム」のブランドに認定されているペットボトル飲料の緑茶「剣の誉」に使う。