台風5号の影響で1日延期された第99回全国高校野球選手権大会が8日、兵庫県西宮市の甲子園球場で開幕した。雨上がりの曇り空の下、午前9時から49代表校による開会式が行われた。
入場行進は名護(沖縄)の山下明弘主将が先導役を務め、昨年優勝校の作新学院(栃木)を先頭に北から南の順に行進。開幕を待ちわびた2万4000人の観衆から、温かい拍手が送られた。
9年ぶり7度目出場の徳島県代表の鳴門渦潮は39番目に登場。松﨑健太主将を先頭に18人が甲子園の土を踏みしめた。
選手宣誓は、19年ぶり出場の滝川西(北北海道)の堀田将人主将が「真っ白なボールを真っ暗になるまで追い掛けてきた全国の高校球児の思いを胸に、最後まで諦めず、正々堂々と全力でプレーすることを誓います」と力強く宣誓した。
鳴門渦潮は、大会第5日の1回戦第2試合(12日正午開始予定)で日本文理(新潟)と対戦。順調に日程が消化されれば、決勝は22日に行われる。