写真を拡大 阿南市の作業場。県産の木材を使って地産地消の家造りを行う。

ANA-LOG ログビルダー 浅井さくらさん(26・高知県出身)

 樹皮が剥かれた丸太がうず高く積まれた作業場で、浅井さくらさんはチェーンソーを使い、丸太をログハウスの骨格となる柱や梁へと加工する作業に没頭している。

 浅井さんは岡山県にある吉備国際大学を卒業後、「一から家を作ってみたい」という思いから地元・高知県の建設会社に就職。大工としての一歩を踏み出した。3年の経験を積むなかで改めて自分はどんな家を建てたいのか考える時があった。頭に思い浮かんだのが、かねてから魅力を感じていたログハウスだった。

写真を拡大 浅井さくらさん。「休みの日は親方とサーフィンに行ってます。仕事も趣味も同じくらい楽しい」と笑顔を覗かせる。

 今年の2月、思い切って転職の道を選んだ。木材の加工から建築、内部の家具制作までを一貫して行う阿南市の「ANA-LOG」にログビルダーとして入社した。

 ログハウス造りの大まかな流れはこうだ。まず作業場で建材となる木々の樹皮を剥く。丸太の柱や梁、桁などが組み合わさる「仕口」をチェーンソーで加工する。カンナをかけて断面をなめらかに整える。建材がそろったら施工現場で組み立てに入る。壁や屋根など小屋組みが完成した後、内装や家具を仕上げていく。

 一般的な住宅とログハウスの建て方を比べると、ログハウスは手作業で行う工程が多い。「墨付け」もその1つ。墨をつけた糸で、丸太の表面にチェーンソーでカットする際の目印をつける。「大工のころはプレカット(機械に寸法を読み込ませ自動でカットする)だったので、墨付けはしたことがなかったです。最初は墨を打ちたい所にまっすぐ打てませんでした」と浅井さん。チェーンソーも入社してから初めて扱う。「今は覚えることだらけ。教えてもらったことをしっかり習得して、素早くできるコツを掴みたいです」。

写真を拡大 ANA-LOG代表で親方の新居隆治さんと浅井さん。「高知で鍛えられとるから現場の動きがわかっとう。やる気もあるし優秀やね」と新居さん。

 

>>ANA-LOG
住所=阿南市才見町三本松29-5 問0884-22-3633