巣立ちが確認されたトキのひな2羽=25日午前8時20分ごろ、新潟県佐渡市(環境省提供)

 環境省は25日、新潟県佐渡市で、野生下で誕生したトキのひな2羽について、巣立ちを確認したと発表した。今年の繁殖期では初めて。トキは国の特別天然記念物。

 同省によると、両親は同市の飼育施設で生まれ、放鳥したトキ。同日午前8時20分ごろ、ひな2羽が巣と近くの枝を行き来しているのを確認した。巣の近くで親鳥と1カ月程度過ごし自立するとみられる。巣の中に、ひながもう1羽いる。

 今年の繁殖期は、同日時点で34組のペアが営巣し、23組が57羽のひなを育てている。佐渡自然保護官事務所の担当者は「今後もひなが元気に巣立っていくことを期待している」としている。