阿波踊りの定期開催を計画している徳島市飲食店コロナ対策協議委員会のメンバー(CFの申し込みページから)

 阿波踊りと飲食の力で街を元気にしたい―。新型コロナウイルスの影響で徳島市の阿波踊りが中止になったのを受け、外出控えなどで苦境に立つ市内の飲食店主らが、阿波踊りの定期開催を計画している。事態の収束後、市中心部に無料演舞場を設け、露店を出すなどしてにぎわいづくりを図る。インターネットのクラウドファンディング(CF)で資金を募っている。

 計画しているのは、繁華街にある居酒屋やバーなどの経営者ら約30人でつくる徳島市飲食店コロナ対策協議委員会。開催時期は決まっていないが、桟敷のない演舞場を市中心部に設ける予定。県境をまたぐ移動の自粛解除を条件に、東新町1丁目商店街が候補に挙がっている。

 露店や店舗を出し、飲食しながら阿波踊りを楽しめるようにする。見物客が踊りの輪に加わったり、踊りコンテストの審査ができたりする体験型のスタイルも視野に入れる。月1、2回程度の開催を目指す。

 CFの目標額は300万円。寄付額に応じて、事業への参加店舗で利用できる食事券やTシャツなどの返礼品を贈る。資金の使い道などは適時開示する。

 委員会は、学校休校中に給食のない放課後児童クラブに手作り弁当を無料配布しようと、4月に発足。学校が再開したため、踊り中止で痛手を受ける繁華街の復活に乗り出すことにした。

 バーなど4店を営む中谷吉範代表(33)は「市内外から多くの人が集まり、宿泊にもつながるような観光スポットにしたい。踊り連も活躍できる場所になれば」と話している。

 CFの申し込みはhttps://camp-fire.jp/projects/view/281227から。参加店舗も受け付けている。問い合わせは中谷代表<電090(7577)4055>。