11日午後5時20分ごろ、阿波市阿波町中長峰の徳島自動車道の上下線で、車3台が絡む衝突事故があった。9歳男児と17歳女性を含む男女8人が救急車で搬送されたが、いずれも軽傷とみられる。事故の影響で土成インターチェンジ(IC)―脇町IC間が約6時間、全面通行止めとなった。
現場は脇町ICから東へ約2キロの地点で、片側1車線の緩やかなカーブ。県警高速隊によると、脇町方面へ下り車線を走っていた軽乗用車が対向車線にはみ出し、対向してきた乗用車の側面にぶつかった後、後続の乗用車の正面に衝突した。軽乗用車に1人、対向車線の乗用車に3人、その後続の乗用車に4人が乗っていた。
事故の後、軽乗用車が横転し、乗用車1台が裏返しになって道路をふさいだ。通行止めの影響で、徳島道では事故現場を先頭に上り線で最大約1キロ、下り線で最大5・6キロ、足止めされた車の列ができ、帰省客や行楽客らに影響が出た。高速隊が事故原因を調べている。