自ら手掛けたキャラクター「金長さとり」をPRするヤマムラあいさん=徳島新聞社

タブレットパソコンで作業をするヤマムラあいさん=徳島新聞社

 徳島市のイラストレーター・ヤマムラあいさん(34)=本名・山村亜衣=が、自身が考えたタヌキをモチーフにした女の子のキャラクターを使って徳島県の魅力をSNSでPRする活動に取り組んでいる。かわいらしいキャラと、イベントや飲食店を独自の視点で紹介する投稿が人気を集め、フォロワーを徐々に増やしている。

 ヤマムラさんが生み出したキャラの名前は「金長(かねなが)さとり」。人里に下りるために人間に化けたタヌキの女の子という設定で、藍染の阿波踊り浴衣を着ている。徳島のおいしい食べ物が好きで、好物は徳島ラーメンと「大野海苔(のり)」だ。

 2月に「金長さとり 徳島応援隊」名義でツイッターのアカウントを開設し、徳島市や小松島市の飲食店の情報などを発信している。フォロワーは5月26日時点で約330人まで増えており、「かわいい」などの反響が寄せられている。

 5月上旬には「どくれる(ふてくされる)」「どちらいか(どういたしまして)」といった阿波弁の文字と多彩な表情のさとりのイラストを組み合わせたLINEスタンプ40種類(120円)を発売し、キャラの周知も図っている。

 ヤマムラさんは名西高校芸術科を卒業後、岡山の大学在学中から趣味で同人活動を行っていた。約5年前に妊娠を機に拠点としていた京都から帰郷。育児が一段落した約4年前から、企業の広告漫画などを手掛けるフリーのイラストレーターとして活動している。

 帰郷後、高校時代は気軽に行けなかった遠方の隠れ家的な店などに車で行くようになり、これまで知らなかった古里の魅力を再発見。「自ら発信するオリジナルなものを作りたい」という創作意欲の高まりも相まって、親しみやすいキャラを生かしたPR活動を思い立った。

 近く動画投稿サイト「ユーチューブ」にもチャンネル「さとりの徳島おさんぽ日記」を開設し、実写とイラストを組み合わせて飲食店などをPRする。ヤマムラさんは「さとりと徳島の魅力を全国の人に知ってもらえれば」と意気込んでいる。

 ツイッターのアドレスは〈https://twitter.com/satori_kanenaga〉。