メジャーデビュー25周年を記念して発売したアルバムをPRする酒井雄二さん=徳島新聞社

 男性5人組ボーカルグループ「ゴスペラーズ」が、昨年12月にメジャーデビュー25周年を迎えた。これを記念して発売したシングルコレクションアルバム「G25」のキャンペーンで徳島を訪れたメンバーの酒井雄二さんが、四半世紀の歩みを振り返り、作品に込めた思いを語ってくれた。

 ゴスペラーズは早稲田大アカペラサークルのメンバーで結成され、1994年にシングル「Promise」でメジャーデビューした。バンドブームの当時、ボーカル主体のグループは珍しく、酒井さんは「メンバー全員で模索しながらセルフプロデュースしてきました」と振り返る。

 「ひとり」「永遠(とわ※紙面では文字の上にルビをふります)に」などのヒット曲を連発し、平成を代表するボーカルグループとして走り続けてきた。近年では女性ボーカルグループ「Little Glee Monster」なども活躍しているが「長らく後輩グループがおらず、プレッシャーと孤独感を感じていました」。

 「G25」には「Promise」から最新曲「VOXers」までのシングル全52作、58曲をリマスタリングして収めている。CD5枚組み、6時間超えの大作で「発売順に収録したので、グループの歴史や徐々に変化していく声を追体験できます」とPRする。

 このアルバムを携えた全都道府県ツアーを昨年12月から開催していたが、新型コロナウイルスの影響で鳴門公演を含む残り37公演が中止された。「ファンの皆さんのためにも必ずまたコンサートを開くので、その時を待っていてください」

 音楽活動が制限される中、メンバーは手洗いを呼び掛ける歌の歌唱動画などをSNSで配信している。「コロナ禍が過ぎれば、アカペラを楽しむという自分たちの原点を大切にしながら、多くの人に改めて魅力を伝えていきたい」と抱負を述べた。