徳島県警

 徳島県西部の機械部品製造会社に、海外の取引先を装った偽メールが届き、代金をだまし取られたことが28日、県警の発表で分かった。新型コロナウイルス感染症の世界的流行につけ込んだ「ビジネスメール詐欺」で、県内で被害が発生したのは初めて。

 県警によると、県西部の会社に4月上旬、取引相手のドイツ企業に成り済ました英文のメールが届いた。「新型コロナウイルスの影響で銀行が機能していない」と書かれており、普段とは違う銀行口座に商品代金約150万円を振り込むよう求められた。

 県西部の会社は、メールアドレスが完全に取引先と一致していたため、指定された口座に送金した。5月になり、取引先から支払いを求める正しいメールが届いて被害が発覚した。

 県警は、県西部の会社とドイツ企業との間でやりとりしていたメールなどが不正アクセスで盗み見られていた可能性があるとみている。生活環境課は「取引先や上司からのメールで普段と違う方法の支払いを指示された場合は詐欺の可能性がある。念のために電話で確認してほしい」と呼び掛けている。