徳島県庁

 徳島県は、新型コロナウイルス感染拡大の影響で需要が減っている牛肉の消費を促すため、全市町村教委に呼び掛け、小中学校と特別支援学校の給食で牛肉を使った料理をメニューに取り入れてもらう。国の緊急対策事業を活用し、牛肉の購入費を全額補助する。

 購入する牛肉は和牛か、乳用と肉用を掛け合わせた交雑種で、県産を優先するよう求める。児童や生徒、教職員計約6万人分の提供を想定し、1人当たり千円(100グラムまで)を上限に補助する。本年度中に3回実施し、約11トンの消費を見込んでいる。本年度の一般会計4月補正予算に1億1千万円を計上した。県費負担はない。

 県畜産振興課によると、感染拡大に伴う外出自粛の広がりや訪日外国人の減少などにより、飲食店やホテルで牛肉の需要が低下。卸売価格が下がり、畜産農家や販売店の経営を圧迫している。

 県内から多くの畜産農家が出荷している大阪市中央卸売市場南港市場の和牛枝肉(A4、去勢)の1キロ当たりの平均価格は、3月が前年同月比で21・6%安い1947円で、約6年ぶりに2千円台を割り込んだ。4月も29・7%安の1755円、5月(1~26日)は24・3%安の1878円となっている。