長安口ダムのゲート直下にたまった青く見える水=那賀町長安

 那賀町の長安口ダムのゲート下流部にたまった水が鮮やかな青緑色に輝き、地域住民の話題になっている。

 国土交通省那賀川河川事務所によると、色付いた水が見られるのは放流時に水の勢いを抑える「減勢工」と呼ばれる水路付近。コンクリートで囲われた約3500平方メートルの範囲に広がっている。

 水路には白い炭酸カルシウムが沈殿してキャンバスのような役割を果たし、光を反射して水の青さが際立っているという。那賀川流域の岩が石灰を多く含んでいるのに加え、2月まで行われていたダム改造工事で新しいコンクリートから成分が溶け出しているとみられる。

 事務所は「水に色が付いているわけではなく、水質に問題はない」としている。通り掛かった吉岡誠さん(67)=花瀬、民宿経営=は「新しい観光資源になればうれしい」と話した。