第一声を上げる孫田さん(右)=午前9時半ごろ、小松島市大林町本村 決意表明する中山さん(左)=午前9時半ごろ、小松島市金磯町

 前市長の辞職に伴う小松島市長選が31日告示され、いずれも無所属新人で、前副市長の孫田勤氏(63)=大林町宮ノ本=と、元県議の中山俊雄氏(56)=横須町、建設会社役員=の2人以外に立候補者はなく、孫田氏と中山氏の一騎打ちが確定した。

◆孫田勤候補の第一声
 市民の皆さんから預かった公金を公正公平に扱うことが役所の業務のすべて。だが1年半ほど前から前市長に、公正・透明な手続きをはみ出したような言動が目立つようになった。修正に向け努力していたが、諸課題で対立して副市長を解職された。

 当時は前市長に行動を改めてもらいたいという思いで、自分が市長になるなどとは考えてもいなかった。だが前市長が辞職を表明し、市政が混乱する異常事態を解消するため、自らの経験を活用すべきだという思いが強まり、出馬を決断した。

 私はまず、市民の意向を十分確認することから始めたい。市民や市議会の意見を尊重し、市民のためになるよう一生懸命頑張って施策を進める考えだ。また、未来に向けてビジョンを持ち、「先は明るい」と感じてもらえる政治をしたいと思っている。

 今、一票をいただく大変さをつくづく感じている。この2カ月、解職や立候補などの経験を経て、行政マンとして分からなかったことが分かるようになってきた。選挙期間中、精いっぱい頑張って得票数も届け出順と同じ一番になりたい。

◆中山俊雄候補の第一声
 小松島は多くの課題を抱えており、市長選前にクローズアップされたごみ処理や学校再編、競輪場の問題などは氷山の一角にすぎない。

 県議に立候補するため、お願いに回った9年前、市の人口は4万人以上だったが、今は3万7千人余り。2040年には約2万8千人まで減少するという推計もある。このまま何もしなければ市民サービスの低下はもとより、市の存続すら難しくなる。若者の夢を実現するためにも街を維持していかないといけない。

 その第一歩として、アフターコロナに向け生活困窮者を救う支援策を取りたい。次に急がれるのが、安全で安心なまちづくり。市の全職員に防災士資格を取ってもらって防災意識の向上を図るほか、市長直轄の危機管理局創設を目指す。高齢者が元気で生き生きと生活できるまちづくりも重要だ。高齢者の居場所となっている地域のサロンを積極的に支援する。

 県議で培った知識と人脈をフルに発揮し、変わらなかった小松島を変えていきたい。同じ志を持つ市職員や市議らと一緒になって、若者が夢を持てる活気のある小松島を目指し頑張る。
 

両候補の公約と略歴

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